2015年4月26日日曜日

横浜みなとみらい巡検

 初めまして2年のいわまです。天候の移り変わりに苦労しています。
 さて新歓期も大詰めという事で本日4月26日に横浜みなとみらい巡検を行いました。
 新入生も多く来ていただきありがたい限りです。

今回のテーマは①火事や災害が横浜に与えた影響、②近年のみなとみらい21計画の状況
の2点です。そのためこのテーマに沿って書いていきます。(巡検のルートは桜木町駅→ランドマークタワー→汽車道→赤レンガ倉庫→山下公園→横浜公園→山手→元町商店街→中華街です。)
碁盤の目状になっているのがわかります

その前に軽くみなとみらい地区について。江戸時代の横浜村は関内駅から海側に向かって現在の大桟橋あたり、赤レンガ倉庫から現元町・中華街駅にかけた砂州にありました。新田開発によって南太田駅から関内駅までの大岡川下流を埋め立てられました。

さて本題に入りましょう。①の火事とは江戸時代、開港直後に起こった豚屋火事(慶応火事)の事です。この火事で開港当時にぎわいを見せていた関内地区の外国人居留地1/4、日本人街1/3が焼けてしまいました。この復興にあたり、遊郭街であった港崎地区は大きな公園になりました、現在の横浜公園です。また火事が燃え広がる事を防ぐため道幅を広くした道路、現日本大通りもこのときつくられました。欧米の外国人はこの事を契機に山手の高台に居宅を構えていきました。港町横浜は大火事の再発防止に尽力を尽くした事が読みとれます。
横浜公園とブラントン像 彼が復興の計画を立てました
日本大通り 歩道も車道も広い事が分かります
災害とは首都圏を襲った関東大震災です。関東大震災が横浜を襲う少し前、横浜は再開発が行われ秩序だった街並、洋風のレンガ建物が並ぶ異国情緒ただようまちに変貌していました。しかし大震災による地震及び火災で市街は壊滅。再び横浜は荒廃してしまいました。この時の復興でできたのが山下公園です。錦糸公園や隅田公園と同じこの大震災で発生した瓦礫を埋め立ててつくられた震災公園なのです。
山下公園 海に一番近いのは瓦礫を海に捨てたからです
また山手にあった広大な外国人邸宅は空き家になってしまいました。これは居住者である外国人が帰国してしまったからです。そこで政府はこの空き家を買い取り、高級住宅街として売りに出しました。山手地区は他の地区と比べ震災の被害がやや小さかった事、景色の良さなどをセールスポイントとして売りに出したようです。
 太平洋戦争に入り横浜大空襲を受けた横浜。戦後GHQが本部を置く予定があった事から、甚大な被害を被りながらも明治期の建物をわずかに残す事ができました。

次のテーマはみなとみらい21計画。ウォーターフロントを生かした開発がされました。例をあげると汽車道と象の鼻パーク。緑と水を取り入れたつくりとなっています。また昔の遺産も活用したのが赤レンガ倉庫。倉庫としての役割を終えた後、商業施設として利用されています。このようなリノベーション施設はこれからさらに増えていく事でしょう。
赤レンガ倉庫 一年を通じて数多くのイベントを行っています
最後は横浜の象徴、ランドマークタワーです。航空法により300mを超える事ができませんでしたがそれでも日本のビルではあべのハルカスに次いで二位、またエレベーターの速度は台北101についでの二位と1994年にできたビルとしては最先端の技術と設備をもっていました。このビルはオフィスが多く、企業が横浜市内に散っていたテナントを集約する形で入ってきました。そしてその空いたテナントを他の県内にあるテナントの移転という形で入ってきます。これをフィルタリングプロセスといいいます。
ランドマークタワー

このように横浜の観光地も復興の形でできたものや近年の再開発でできたもの、そして開港した事によってできたものと様々な要素から成り立っています。今回のレポートは端的にまとめてしまいましたが皆さんが訪れる時は少しでもこのことを思いだしていただいたらとおもいます。

おまけ①:横浜中華街
地図を見るとある一部だけグリッド状になっていないところがあります。そこが中華街です。開港当初から中国人コミュニティーは成立しており、その居住スペースは関内地区の整備より早く掘割川に垂直平行になるように街を形成していきました。その後関内地区は海に垂直平行になるよう整備していったため中華街のところだけがいびつになってしまいました。比較的迷子になりにくい横浜ですが中華街だけは気をつけましょう。

おまけ②:元町商店街
山手の台地のした元町にある元町商店街は他の商店街とは異なります。それは生活感が比較的乏しいという事です。文京区の谷中銀座など観光地化が進んでいても近隣住民の生活基盤として成り立っている商店街が多い中、元町商店街はショッピングに特化した商店街となっています。セットバックという店が道路の外側に下がる事によって通路を広くする工夫もされています。このように一商店街を見ても他と性格が異なる点があるということは非常に興味深い事です。
店の一階部分があいているのがわかりますか?

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